命を大切に 〜広島・長崎、そして終戦の日に寄せて〜

皆さんは、「命を大切にする」という言葉を聞いたことがありますか?

私たちにとって命は一度きりで、決して代わりのきかない、かけがえのない存在です。

自分の命も、隣にいる仲間や家族の命も、どれも同じように尊いものです。

日常の中でできる「命を大切にすること」

命を大切にすることは、難しいことではありません。

毎日きちんと食事をとり、夜はしっかり眠り、薬を時間どおりに服用する。

こうした当たり前の習慣が、体を守り、心を落ち着かせ、命を支えています。

また、つらいときに無理をせず、誰かに相談すること。

仲間と助け合い、職員や家族に思いを伝えることも、命を大切にする大切な一歩です。

広島・長崎の原爆から学ぶこと

8月6日、広島に原子爆弾が投下されました。

続く8月9日には長崎にも。わずか一瞬で街は焼き尽くされ、数十万人の命が奪われました。

爆心地に近い地域では、家族が一緒にいたにもかかわらず、姿を探すことすらできなかった人々が数多くいました。

生き残った被爆者も、やけどや放射線による病気に苦しみ、差別や偏見にさらされながら生き抜いてきました。

被爆者の方々が語る「水が欲しい」という声や、「なぜ自分だけ生き残ったのか」という苦悩は、今も私たちの胸に突き刺さります。

その記憶は、命の尊さと平和の大切さを伝える「生きた証」となり、二度と同じ過ちを繰り返さないための道しるべです。




終戦の日に寄せて

そして8月15日、終戦の日。

戦争は、日本中の暮らしを壊し、たくさんの命を奪いました。

飢えや病気に苦しむ人々、親を失った子どもたち、家を焼かれて行き場をなくした家族…。

それでも人々は、助け合いながら、瓦礫の中から立ち上がり、今日まで続く平和な社会を築いてきました。

私たちが当たり前のように安心して暮らせる今は、犠牲になった方々や、戦後を必死に生き抜いた人々の努力の上に成り立っています。

だからこそ、私たちは「命を大切にし、平和を守る責任」を持っているのです。

グループホームでの「命を大切に」〜株式会社あげっとの取り組み〜

株式会社あげっとが運営する障がい者グループホームでも、日常生活の中で「命を大切にする」取り組みを続けています。

体調管理の支援:利用者さんが薬をきちんと服用できるよう声をかけたり、体調の変化を見逃さないよう日々観察しています。

生活習慣のサポート:栄養バランスの取れた食事を提供し、規則正しい生活リズムを整えるお手伝いをしています。

心のケア:悩みを抱え込まないよう、いつでも相談できる雰囲気を大切にし、安心して気持ちを話せる環境を整えています。

安全への配慮:危険な場所や行動を避けるよう支援し、火の取り扱いなどにも注意を払っています。

地域とのつながり:買い物支援や外出支援を通じて、地域の方々と交流しながら「共に生きる」社会づくりを進めています。

一人ひとりが安心して生活できること。

そして、仲間と助け合いながら「自分らしい暮らし」を送れること。

それが私たちあげっとの願いであり、支援の原点です。

未来へつなぐために

広島や長崎での悲劇、戦争で失われた数多の命を忘れず、私たちは平和を守り続ける責任があります。

「命を大切にする」ことは、自分自身を守るだけでなく、他者を思いやり、社会全体をより良くしていく行動でもあります。

株式会社あげっとは、障がいのある方々が安心して暮らせる環境を整えるとともに、地域社会と手を取り合いながら「命を尊び、平和を築く」取り組みを続けてまいります。

この夏も、過去を忘れず、未来へ希望をつなげていきましょう。


出典:Peace Park, Nagasaki - Wikimedia Commons

株式会社あげっと

宮崎県延岡市にて、障がい者相談支援事業(ばらの花束)と共同生活援助事業(シェアハウス蕾)を運営しています。ばらの花束は、障がいのある方が福祉サービスを利用する時に本人又は家族の意向を尊重し計画を作成します。シェアハウス蕾は、障がい者が自立する事を目的に地域で生活する方のために、新設された障がい者のグループホーム(外部サービス型共同生活援助)です。また障がい者の地域移行、地域生活も支援しています。

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